■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2024/09/19

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【問題1】(心臓・血管) ジゴキシン(ジゴシン)の総飽和量はどれくらいか?
1) 2〜4mg
3) 0.25mg
5) 0.75〜1.0mg
2) 0.3〜0.5mg
4) 1.0〜1.5mg


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[解説] ジゴキシン(ジゴシン)の総飽和量=0.75〜1.0mg、急速飽和0.25〜0.5mgを2〜4時間毎ゆっくり静注、維持0.25mg/day静注.デスラノシド(セジラニド)の総飽和量=0.75〜1.0mg、急速飽和:初回0.4〜0.6mg静注、0.2〜0.4mgを2〜4時間毎静注、維持0.2〜0.3mg/day静注


[正解] 5 [出典] 研修医ノートP656



【問題2】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (____________y) : 収縮性/収縮能

(2) (f_____) (e_________) (v_____) : 努力呼気肺活量

(3) (s____________) (e_______) : 麻酔域下被曝/微量麻酔ガス被爆

(4) (b____________) : 気管支造影

(5) (i__________) (n________) : 肋間神経痛


[解答]
(1)contractility(2)forced expiratory volume
(3)subanesthetic exposure(4)bronchography
(5)intercostal neuralgia


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題3】(心臓・血管) 冠静脈の酸素飽和度はどれくらいか?
1) 40% 2) 30% 3) 50% 4) 60% 5) 70%

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[解説] 心筋の酸素消費は最大体酸素消費量の10%であるのに、心筋血流量は心拍出量の4〜5%であるため心筋酸素摂取率は他組織の20〜30%に比し、安静時で約70%に上昇している。つまり冠静脈の酸素飽和度=30%


[正解] 2 [出典]



【問題4】(自律神経) 自律神経系について正しいのはどれか?

ア:アドレナリンは、10μg/min以上ではβ1、β2作用が中心となる。

イ:β2刺激薬は気管支・末梢血管を収縮させる。

ウ:フェニレフリンは過量になるとα2受容体も刺激する。

エ:DA2受容体はシナプス後に存在する。

オ:慢性コカイン中毒患者ではエフェドリンに過剰反応することがある。


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[解説] ア:×:アドレナリンは、2μg/min以下ではβ2作用が中心、2〜10μg/min以下ではβ1、β2作用が中心、10μg/min以上ではα1作用が中心となる。
イ:×:β2刺激薬は気管支・末梢血管を拡張させる。
ウ:○:フェニレフリンは主にα1受容体を刺激して、体血管抵抗と血圧を上昇させる。過量になるとα2受容体も刺激する。
エ:×:DA2受容体はシナプス前に存在し、α2受容体と同様にノルアドレナリンの遊離を抑制する。
オ:×:慢性コカイン中毒患者ではカテコラミンが枯渇しており、エフェドリンに反応しないことがある。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p1-7

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