「LeHeR 操作」がビデオ喉頭鏡検査中の POGO スコアによる声門視認性に与える影響

頭部を左回転.png・頭部左回転操作は、直視型喉頭鏡検査中の声門視認性を改善する。本研究では、仰臥位で頭部を左側に45°回転させることで、ビデオ喉頭鏡検査中の声門開口度(POGO)スコアによる声門視認性が、スニッフィング体位と比較して改善されるかどうかを評価した。また、気管挿管の容易さ、挿管までの時間、および循環動態の変化も評価した。

・本前向き観察研究は、ビデオ喉頭鏡補助下経鼻挿管を必要とする困難気道を有する 41 例の患者を対象に実施された。静脈内導入と筋弛緩後、患者の頭をスニッフィング体位に保った状態で C-MAC ビデオ喉頭鏡を用いた間接喉頭鏡検査を試みた。最良の声門視認度は POGO スコアリングシステムに従って評価された。声門視認度が部分的または全くない患者では、患者の頭を左側に45°回転させ、最良の声門視認度を得てスコアリングした。この体位で気管挿管を試み、挿管の容易さを記録した。

頭部左回転位では、スニフッフィング体位と比較して POGO スコアが 25% 以上改善した患者が多数を占めた(85.37% vs 14.63%)。スニッフィング体位では POGO スコアが 0〜25% の患者が有意に多く、頭部左回転位では 50〜100% の患者が有意に多かった。左側臥位では、スニッフィング体位と比較して POGO スコアの中央値が有意に高かった(75% vs 25%)。69.29%患者で気管挿管が容易であった。気管挿管中の循環動態パラメーターに有意な変化は認められなかった。

仰臥位で頭を左側に45°回転させることで、C-MAC ビデオ喉頭鏡を用いた間接喉頭鏡検査時の声門視認性が、スニッフィング体位と比較して改善された。

LeHeR(頭部左回転) でビデオ喉頭鏡(C-MAC D ブレード)下でも POGO が改善したと。

【出典】
Effect of "LeHeR maneuver"on glottic view as assessed with POGO score during video laryngoscopy
J Anaesthesiol Clin Pharmacol. 2025 Jul-Sep;41(3):486-490.

対訳テキスト:20250712-1.pdf

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