■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2025/08/06

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【問題1】(血管手術の麻酔) 抗凝固薬と、そのためにみられる凝固検査異常について、正しい組み合わせはどれか。

ア:ワーファリン−−−−プロトロンビン時間

イ:ヘパリン−−−−部分トロンボプラスチン時間

ウ:アスピリン−−−−−出血時間

エ:ウロキナーゼ−−−−活性化凝固時間

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[解説] アスピリンは血小板シクロオキシゲナーゼを非可逆的に阻害しトロンボキサンA2の産生を減少させ、血小板凝集を抑制する。投与量が650mgを超えると出血時間が延長する。ヘパリンを投与すると、部分トロンボプラスチン時間と活性化凝固時間を延長させる。ストレプトキナーゼ、ウロキナーゼは、プラスミノーゲンをプラスミンに変化させる結果、フィブリノーゲン溶解が起こる。


[正解] (ア)、(イ)、(ウ) [出典] 麻酔科クリニカル問題集



【問題2】(硬膜外麻酔) 成人における硬膜外麻酔について正しいのはどれか?

ア:寒さを訴えない患者でもふるえが起こる。

イ:ふるえを起こす中枢温域値を上昇させる。

ウ:ふるえの発生頻度は投与局所麻酔薬の温度により異なる。

エ:中枢温の低下がなくてもふるえが起こる。

オ:硬膜外併用全身麻酔は全身麻酔単独より中枢温を低下させる。


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[解説] 局所麻酔中、温度調節は障害され、その結果中枢温低下が起こる。この温度低下は患者にはしばしば知覚されないが、ふるえの引き金になる。局所麻酔中、血管収縮およびふるえを起こす中枢温閾値は下がる。少なくとも非妊婦では、注射する局所麻酔薬の温度はふるえの頻度に影響を及ぼさない。再分布低体温が中枢温を低下させると、正常の温度調節性ふるえが引き起こされる。硬膜外併用全身麻酔は全身麻酔単独より中枢温を低下させる。


[正解] (ア)、(オ) [出典] 第34回麻酔指導医認定筆記試験:B24




【問題3】(体液・電解質) 高カルシウム血症の治療として不適当なのはどれか?
1) カルシトニン投与
3) 利尿剤
5) ステロイド投与
2) 補液
4) カルシウム拮抗剤投与


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[解説] 高カルシウム血症の治療上、補液は最も重要な処置である。1日投与量は、維持輸液2000ml+等張食塩水2000mlとする。利尿剤はループ利尿剤(フロセミド=ラシックス)を用いる。サイアザイド系利尿剤は、遠位尿細管に直接作用してカルシウムの再吸収を促進するので用いない。発汗、発熱、下痢、嘔吐等による体液喪失のない場合には4000ー10ml/kg(不感蒸泄15ml/kgー代謝水5ml/kg)が尿量となる。3000〜3500ml/dayとなるが、利尿剤を使用するため、尿量が増え過ぎることも多い。この場合は補液量を増やす。補液の種類は、尿中と血中の電解質測定しながら、5%ブドウ糖液、生理食塩水、KCl溶液を用いて調合する。カルシトニン投与;エルシトニン50単位(40〜80単位)を朝夕2回静注.グルココルチコイド;プレドニゾロンとして50mg/day.無機燐酸塩も血清カルシウムを低下させるが、異所性石灰化、血圧低下の副作用がある。


[正解] 4 [出典] クリティカル記憶術1P210


■ これって常識? ■
扁桃周囲膿瘍には,外科的ドレナージを行え!

1)扁桃周囲膿瘍は,おもにβ-溶連菌と口腔内嫌気性菌の混合感染による.
2)この場合,これらの菌に対する強力な抗菌薬治療に加え,膿瘍の外科的ドレナージを行う.


[出典] 知っているつもりの内科レジデントの常識非常識 第3章 378の常識〜感染症編

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