脊椎麻酔後の硬膜穿刺後頭痛に対する大後頭神経ブロックと翼口蓋神経節ブロックの有効性の比較:無作為化臨床試験
・本研究には、脊椎麻酔後に PDPH を発症した 64 名の患者が対象となり、2 つの均等な群に無作為に割り付けられた。A 群は両側 SPGB を、B 群は 0.5%ブピバカイン 2mL にデキサメタゾン 4mg を添加した溶液を用いた両側 GONB を施行した。頭痛は数値評価尺度(NRS)を用いて、処置前、処置後 30 分、1 時間、2 時間、6 時間、12 時間、24 時間、48 時間、1 週間で評価した。疼痛スコアに加え、関連症状、追加鎮痛の必要性、患者満足度スコア、治療全体の結果、有害事象を記録し比較した。
・仰臥位時の NRS スコアは、30 分後、1 時間後、2 時間後において GONB 群が SPGB 群に比べ有意に低かった(それぞれ P=0.029、0.002、0.021)。独立 t 検定により、坐位では 30 分、1 時間、2 時間、6 時間(それぞれP=0.006、0.042、0.009、0.012)で、GONB 群は SPGB 群と比較して NRS スコアが有意に低かった。しかし、12 時間後には両治療法とも同等の有効性を示した(P>0.05)。いずれの群でも重大な有害事象は認められなかった。両群とも硬膜外血液パッチを必要とした患者はいなかった。
・PDPH 患者において、GONB は SPGB と比較して早期頭痛緩和において優れた有効性を示した。しかし、両介入とも、特に処置後数時間経過後は、頭痛強度および関連症状の軽減において同等の効果を有することが確認された。
ひこ
PDPH に対する大後頭神経ブロックは、結構有効なのか。硬膜外血液パッチを必要とした患者はいなかったと。
【出典】
Efficacy of Greater Occipital Nerve Block versus Sphenopalatine Ganglion Block for the Treatment of Postdural Puncture Headache after Spinal Anesthesia: A Randomized Clinical Trial
Ann Afr Med. 2026 Feb 6.
Efficacy of Greater Occipital Nerve Block versus Sphenopalatine Ganglion Block for the Treatment of Postdural Puncture Headache after Spinal Anesthesia: A Randomized Clinical Trial
Ann Afr Med. 2026 Feb 6.
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