■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2026/03/05
| 【問題1】(呼吸) Closing capacityが機能的残気量(FRC)を越えるcritical ageは仰臥位では何才くらいか? | ||||
| 1) 85才 | 2) 50才 | 3) 70才 | 4) 80才 | 5) 60才 |
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[解説] CC(closing capacity)=CV(closing volume)+RV(残気量)。Closing capacityが機能的残気量(FRC)を越えるcritical ageは坐位では85才(過去の報告では65才)、仰臥位60才(過去の報告では45才)とされる。CC>FRCは、安静時においても吸気時に末梢気道の一部に閉塞が生じていることを意味する(aiway closure)。これらの末梢にある肺胞は、血液のみあって換気がなくなる。肺胞内にとじ込められたガスは、やがて吸収されて肺胞が虚脱し無気肺となる。CVは年齢とともに増加する。これは、肺の弾性減弱と気道の虚脱による。その他、喫煙、肺気腫、慢性気管支炎、気管支喘息、左心不全などでCVは増加する。
[正解] 5 [出典] 手術直後の患者管理P127、高齢者の麻酔P45
| 【問題2】(肝・腎・消化管) 複雑性イレウスに含まれないものはどれか? | 1) 異物(回虫・胆石など) 3) 腸管軸捻転 5) 腸間膜血栓症 | 2) 腸重積 4) 内・外ヘルニアの嵌頓 |
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[解説] 単純性イレウスと複雑性イレウスの違いは血行障害を伴うか否かである。腸重積、腸管軸捻転、内・外ヘルニアの嵌頓、腸間膜血栓症などは腸管の血行障害を伴うが、異物(回虫・胆石など)では通常血行障害は伴わない。
[正解] 1 [出典]
| 【問題3】(呼吸) 呼吸器離脱に必要な最大吸気力(MIF)はいくらか? | 1) −60cmH2O 3) −20cmH2O 5) −100cmH2O | 2) −40cmH2O 4) −80cmH2O |
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[解説] 最大吸気力(MIF)の正常値=−100cmH2O。呼吸器離脱に必要なMIF=−20cmH2O。つまり正常の20%は必要ということ。MIFと肺活量は相関し、肺活量の正常値=70ml/kg。呼吸器離脱に必要な肺活量=14ml/kg であり、やはり正常の20%は必要ということになる。
[正解] 3 [出典] クリティカル記憶術1P14
| 【問題4】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。 | (1) (b________) (s_____) : 呼吸装置 (2) (h______) (c________) : 肝硬変 (3) (a_________) (a_________) : 日帰り麻酔/外来麻酔 (4) (e__________) : 去痰薬/去痰の (5) (l_____) (p_______) : 腰部脊髄くも膜下穿刺 |
[解答]
| (1)breathing system | (2)hepatic cirrhosis |
| (3)ambulatory anesthesia | (4)expectorant |
| (5)lumbar puncture |
[出典] 麻酔科学用語集 第3版

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