小児手術患者におけるラリンジアルマスクの選択:体重に基づく法と外耳サイズに基づく法の比較:無作為化比較試験

小児のLMAサイズ選択.png・ラリンジアルマスク(LM)は、小児患者への使用においてその有用性がますます認識されるようになっている。製造元は、小児に使用する LM のサイズを実際の体重に基づいて調査することを推奨している。しかし、患者の体重が不明な緊急時においては、この方法は適切ではなく、体重と LM サイズの相関関係を判断することが不可能となる。また、小児の口腔咽頭腔の発達は体重よりも身長や年齢に関連しているため、体重に基づく推奨も適切ではない可能性がある。これらの課題を克服するため、体重に基づく手法に代わる様々な方法が試みられてきた。その一つが、耳介の大きさを用いた LM サイズの選定である。本研究は、適切な挿入位置と換気の十分性を評価することで、これら2つの手法を比較検討することを目的とした。

・筋弛緩薬投与および陽圧換気を伴う全身麻酔下で手術を受ける、生後 6 ヶ月から 18 歳までの小児計 137 名を対象とした。倫理審査委員会の承認を得た後、全参加者から書面による同意を取得した。本研究の参加基準を満たした小児を、体重に基づく群(W 群)と外耳の大きさに基づく群(E 群)の 2 群に無作為に割り付けた。両群において、LM の正確な留置について比較を行った。

・両群の患者背景データは同等であった。リーク音が確認されたのはW 群で44.1%、E 群で 11.6% であった。リーク率(>15%)は、W 群 44.1% が E 群 の11.6%と比較して有意に高かった。その結果、W 群では 1 サイズ大きい LM を用いた再挿入がより多く行われた。粘膜損傷および喉頭痙攣も W 群の方が顕著であった。

外耳のサイズに基づく LM サイズの選択は、体重に基づく選択よりも有効かつ正確な方法である。

小児におけるラリンジアルマスクのサイズ選択は、体重よりも外耳の大きさを基準にした方が適切であると。

対訳テキスト:20260421-1.pdf

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