【アンケート結果】小児の気管チューブサイズ選択:年齢公式 vs 身長(モーガン)公式〜 5 歳 2 か月・身長 1…

はじめに先日、X(旧 Twitter)にて小児の気管チューブ(カフなし)選択に関するアンケートを実施いたしました。ご回答・拡散いただいた皆様、誠にありがとうございました。計 172 名の先生方から貴重なご意見をいただくことができました。 今回は、このアンケート結果の分析と、小児のチューブサイズ決定における臨床的な考察をまとめてみたいと…
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【Storybook】ブリディオンの誘惑 (Bridion's Temptation)

当院で初めてスガマデクス投与によるアナフィラキシーが発生し、近隣でも死亡例を含め報告がある。スガマデクス(分子量 2178、ロクロニウムとの複合体で 2788)は従来のワゴスチグミン(223)より分子量が大きく、アナフィラキシーのリスク要因となり得る。リスクを減らすには、まず筋弛緩薬ロクロニウムの使用が本当に必要か検討し、可能であればラ…
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Q:迅速対応チーム(RRT)発動時のプロカルシトニン測定は、ICU 転送の必要性を予測する「早期警報器」となり得る…

一般病棟で患者の状態が悪化した際、迅速対応チーム(RRT)を起動するトリガーとして、電子的な修正早期警戒スコア(MEWS)などが広く活用されています。しかし、MEWS は生理学的指標の変動を捉えるものの、その悪化の原因が「重症感染症(セプシス)」によるものか、あるいは非感染性の要因(心不全、肺塞栓、出血など)によるものかを即座に判別する…
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【Storybook】ADAPADaB(アダパダブ)と麻酔の魔法

気管挿管を伴う全身麻酔導入時に確認すべき7項目は、手術安全チェックリストの「サイン・イン」に基づく重要事項である。1. 麻酔器の動作確認(陽圧換気可能か)2. 必要薬剤の準備(昇圧薬も含む)3. パルスオキシメータ装着と作動確認 4. アレルギーの有無 5. 気道確保困難のリスク評価 6. 誤嚥リスクの確認と吸引準備 7. 出血リスクに…
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【文献抄訳】周術期挿管における従来の直視型喉頭鏡 vs ビデオ喉頭鏡:多施設 RCT(COVALENT Trial)

周術期管理に従事する麻酔科医の皆さん、こんにちは。 今回は、手術室における気管挿管において「ビデオ喉頭鏡(VL)を第一選択(新標準)とすべきか?」という長年のテーマに対し、非常に明快で質の高いエビデンスを提示した最新のランダム化比較試験(COVALENT Trial)をご紹介します。 これまでもビデオ喉頭鏡の有用性は語られてきました…
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周術期気管挿管における従来型喉頭鏡検査とビデオ喉頭鏡検査の比較:無作為化臨床試験

・手術室における日常的な気管挿管において、ビデオ喉頭鏡の使用が増加しているが、その臨床転帰に関するエビデンスは依然として定まっていない。特に、高弯曲型ビデオ喉頭鏡を第一選択の機器として用いた場合の役割については、十分に研究されていない。本研究の目的は、ブレードの形状や製造元にかかわらず、ビデオ喉頭鏡検査が、日常的な気管挿管において直視型…
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■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2026/08/04

【問題1】(体液・電解質) 電解質について正しいのはどれか? ア:低ナトリウム血症とは、血中ナトリウム濃度が130mEq/l以下になることをいう。 イ:急速に低ナトリウムを補正すると橋中心髄鞘崩壊症を起すことがある。 ウ:低ナトリウム血症は最小肺胞濃度を上昇させる。 エ:ネフローゼ症候群で見られる低ナトリウム血症では、細…
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【Storybook】麻酔導入の縁の下の力持ち:リド

リドカイン静注は喉頭展開や気管挿管時の心血管反応を軽減する効果を持ち、37 件の RCT の系統的レビューでその有効性が示されています。硫酸マグネシウムとの比較でも同様に循環動態の安定化に寄与し、安全性も確認されています。また、リドカインとジルチアゼムの併用は昇圧反応を単剤より効果的に抑制。フェンタニルと比較すると、リドカインは脈拍抑制…
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■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2026/08/03

【問題1】(代謝) 周術期の肝障害について正しいものはどれか? ア:肝硬変患者の麻酔では、低酸素血症を起こす危険性が高い。 イ:急性尿細管壊死は薬物にはほとんど反応せず、肝機能能が正常化しなければ治癒しない。 ウ:高抱合型ビリルビン血症は肝胆道系の障害を意味している。 エ:ALTは主として肝細胞由来である。 オ:C型肝…
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Q:術前スタチン投与は、心臓手術後の急性腎障害(AKI)を抑制できるのか?

心臓手術、特に人工心肺(CPB)を用いる症例において、急性腎障害(AKI)は発生頻度が高く、かつ術後死亡率を直接的に押し上げる深刻な合併症です。従来、AKIの予防策は「術中の血圧維持」や「適切な輸液管理」といった血行動態の最適化に主眼が置かれてきました。しかし、心臓手術に伴うAKIの病態は、単なる低灌流だけでなく、人工心肺による全身性炎…
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【Storybook】スガマデクス投薬量の秘密のレシピ

スガマデクスの添付文書では、TOF=2 で 2mg/kg、PTC=1-2 で 4mg/kg と深さを基準に投与量を指示しているが、実際にはその間の段階に対応する具体的な投与量は明示されていない。そこで、筋弛緩モニターを用いた細かい初期投与量として、TOF4→1mg/kg、TOF3→1.5mg/kg、TOF2→2mg/kg、TOF1→2.…
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【アンケート結果の分析と考察】身長 155 cm の成人女性への気管チューブサイズ選択

はじめに先日、X(旧 Twitter)の投票機能を利用して、「身長 155 cm の成人女性に挿管する際、あなたが通常最初に使用する気管チューブ(ID)のサイズはどれですか?」というアンケート調査を実施いたしました。 全国の多くの麻酔科医の皆様にご協力いただき、総計 326 票という多数の投票をいただきました。ご協力いただいた皆様、誠…
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【Storybook】ビスくんが教えてくれる、麻酔の深い話

BISモニターは脳波から鎮静度を数値化する装置で、静脈麻酔時の術中覚醒予防に有効とされる。一方、吸入麻酔では有用性は限定的であり、コスト面からも選択的使用が望ましい。高齢者ではBISガイド麻酔が術後せん妄(POD)や認知機能障害の発生率を減少させる可能性が報告されている。また、深すぎる麻酔は長期死亡率上昇と関連するとの指摘もあり、適切な…
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【文献抄訳】小児眼科手術における気管チューブとラリンジアルマスク(LMA)の覚醒時興奮の比較:傾向スコアマッチング…

はじめに小児の眼科手術において、麻酔覚醒時興奮(Emergence Agitation: EA)は頻度が高く、患者の安全を脅かす要因となり得ます。しかし、気道管理手技が覚醒時不穏の発生に与える影響を検討した大規模な研究はこれまで限られていました。本研究は、小児眼科手術において気管チューブとラリンジアルマスク(LMA)の間で覚醒時興奮の発…
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